kenkino’s diary

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歌川国芳展

年明けにマイミクの方が六本木ヒルズでやっているという話をしていて
ここ最近浮世絵関係で面白い話(長崎のオランダ人向けに作られた作品
とか西洋画との関連がみられる作品)が出てきており、今回もそんな作品
があるのかな?と思い見に行ってきた。

場所が六本木ヒルズというあまり縁のないところということもあり、ヒル
の隣か地上階にでも展示してるのかな?と思っていたのだがチケット売り場
でチケット購入後に52階の展示室に行くという、ちょっと変わった展示会場
だった。

内容としては、歌川国芳の没後150年ということで代表作や有名な作品の展示
といった感じで色々眺めていた。
作品に関しては、最初の武者絵や説話の絵などを見ていた当初は髪の毛や着物
の模様などが繊細で最初のウチは「こんだけ細かいのだから金属版使ってるの
かな?」と思っていたのだが展示してあった版木を見たところ全て木版で、当
時の絵師の木版技術に驚く、他に役者絵やら美人画とかを見ていたのだが役者
では現在も続いている歌舞伎役者のご先祖の絵(やっぱり似ている)やら当時
の風俗が生き生きとした色合いで仕上げてあり、当時の風俗を知る上でために
なるだけでなく一部は西洋画の構図や技法を取り入れて書かれてたらしく技術
だけでなく新しい技術を取り入れる貪欲さに感心しきりだった。

その後は図録を購入して帰宅、図録の方は絵のみで無く色々解説が入っている
様で、それらも中々面白そうである。

浮世絵というと、ちょっと古くさいイメージがあるのだが中々奥深い世界
あると感じさせられた絵画展だった。