kenkino’s diary

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Raspberry Pi ネットワークモニタの復旧に加えて色々強化

簡単なまとめ

  • 去年末にネットワークモニタが応答しなくなり調べてみるとストレージの不具合が発生
  • 不具合の発生したストレージからデータをサルベージして復旧
  • 復旧ついでに冷却性能の向上やストレージもUSBメモリからSSDに交換して耐久性を強化
  • 復旧後、動作温度が下がったのは予想通りだったが、ストレージの交換でCPU負荷が劇的に低下

内容

発端

年末、フト以前設定したRaspberry Pi 4のネットワークモニタで状態を確認しようとWebブラウザでアクセスしようとしたらWebが繋がらないという表示が・・・

「あれっ?」ということでZabbixで確認したところエージェントからの死活情報も送信されておらず、SSHでのアクセスも試してみたところ受け付けない状態「う〜ん止まったか」と、しかしRaspberry Piでたまにある暴走かと思い再起動することに。

復旧を試みる

Raspberry Piから電源コネクタを一度抜いて差し直して再起動してみたのだが、相変わらずZabbixのエージェントも復旧せず、SSHのアクセスも受け付けずといった状況でモニターを繋げて確認したところ、どうも起動時にOSの領域が読み込めずエラーという表示が・・・

ネットワークモニタの電源を抜いてRaspberry Pi OSの起動に使っていたUSBメモリを取り出してMacで仮想マシンとして動作しているLinuxに繋いで状態を確認したところUSBメモリがread only状態だという表示が・・・

「再起動時にSSDが書き込み状態のままやってしまってファイルシステムが壊れたか?」と思い、復旧コマンドをかけてみたのだがread onlyで受け付けず・・・「これはヤバい」ということでtestdiskというファイルシステム修復ソフトでアクセスしたのだがこちらもread onlyでアクセスを拒否されるという状態に orz

「OSインストールから構築し直すか」とも思ったのだが「一旦ディスクのイメージを取ってそっちに復旧操作をかけてみた方がいいのでは?」と思い問題のUSBメモリからddコマンドでイメージファイルを作成

$ dd if=/dev/USBメモリの接続名 of=/home/user/backup_image.img

イメージファイルをマウントしてtestdiskでアクセスしたところこちらは問題なく認識して復旧、仮想マシンのLinuxからアクセスしても問題なくファイルが見えているため、このイメージファイルをUSBメモリにddコマンドで書き込もうとしたが

$ dd if=/home/user/backup_image.img of=/dev/USBメモリの接続名

どうやらUSBメモリの書き込み制限に達して書き込めなくなったようで代わりのUSBメモリを買ってきて書き込もうとしたのだが、何故かブロックサイズ不正と表示されてしまった。 「もしかして大きいサイズのメモリなら書き込める?」と考えたがこれを機にもう少し耐久性に振った構成を作ってみるかということでパーツを揃えることにした

改善の観点と購入したパーツ

改善の観点としては主に

  • 本体の放熱性能改善
  • ストレージの耐久性向上

といったところでパーツとして

  • ヒートパイプ式ヒートシンク

  • USB SSD

を購入して取り付けた。

ヒートパイプ式ヒートシンク

USB SSD

これまでネットワークモニタを動かして気になっていたのは動作温度で、一応大きめのヒートシンクをつけて概ね40~50℃で動作していた

「もう少し余裕を持たせた方がいいかな」とファンを付けて30~40℃くらいで動かしていたところ1年くらい動かしていると寿命なのかファンからビビリ音が発生してしまい、結局動作限界温度ではないので大型ヒートシンクを付けて動かしていた。

しかし「常時稼働させているマシンなので負荷は減らした方がいいかな」と思い、今回はファン無しでどこまで本体温度を下げられるかということで前々から気になっていたこちらを思い切って購入。

ストレージについてもこれまでは予算の関係で通常のUSBメモリを使っていたが、今回がUSBメモリのIO上限に達していた可能性が高いと思われ、読み書き耐性があるとしても基本一時的にデータを保存するのが主な用途なので、それなら少し本格的に使えるグレードのモノを使った方がいいかということでPCのストレージとしても使えるグレードのUSB SSDの安価なものを選んで購入した。

取り付けと復旧

ということで、まずは復旧ということで、testdiskで復旧したイメージファイルをSSDに書き込み

Raspberry Pi 本体にもヒートパイプ式ヒートシンクを取り付けたところかなりゴツくなった

ネットワークモニタを起動したところ無事に起動、SSHでアクセスが復旧したのでSSDの容量に合わせてOS領域を拡張

その後Webからのアクセスを試したところ成功して無事に復旧することができた。

復旧での効果と意外な影響

復旧したネットワークモニタだが、Zabbixの方でモニターを再開し、しばらく様子を見ていたところ下記のような変化があった

  • CPU温度の低下
  • CPUのiowait値の大幅低下

CPU温度の低下に関しては、これまで40~50℃前後で推移していた動作温度が低いと30℃前後 高くても42℃程度と低下しておりほぼファン付きヒートシンクと同じ程度に低下しもう少し高めに推移するかなとも思っていたのだが、メーカーが提示していたデータ通りということでメーカのカタログ値通りの性能が出ているということを確認できた。

ヒートシンク交換前

ヒートシンク交換後

もう一つのCPUのiowait値の低下ということに関しては、PCのストレージグレードのSSDを使ったためと思われるがUSBメモリと比べて8割近く下がっており、それに伴い総合的なCPUの負荷も低下しておりフラッシュメモリーを使った機器という点では同じだが、用途によってはここまで性能が違ってくるということについて結構驚いたといったところだった。

USBメモリでの動作時

USB SSDでの動作時

まとめ

今回、これまで気になっていた点について解決するために徹底的に対策を打ってかなり満足のいく結果となったのだが、この手段を誰にでもオススメできるかというとかなり微妙でUSB SSDだけでもRaspberry Piの本体並みでヒートパイプ式ヒートシンクに至っては本体より高価で昨今のRaspberry Piの値上がりを考えても費用対効果という面においては微妙なところなのではないかと思う。

ただしコストをかけた分の効果はあり、長期的に安定して運用したいということであれば対策を行う本人次第ということではあるのだがやってみて損はないのではというところである。

どこまで予算をかけるかによるかもしれないが、自宅にRaspberry Piが複数台あるようならそれの中の一台だけ試してみるというのもアリなのではと思う。

暑さ対策グッズを試す ~ Shiftall ChillerX (ペルチェチラー式水冷ベスト)編~


簡単なまとめ

  • Chiller Xは「長時間使える水冷ベストが欲しい人にはかなり有力」
  • ただしバッテリーや取り回しには少しクセあり

内容

暑さ対策グッズのこれまで

これまで、暑さ対策グッズとして主に下記のようなモノを試してみていた

  • 水冷ベスト

kenkino.hatenablog.jp

  • 冷却バック式ベスト

kenkino.hatenablog.jp

  • ファン付きウェア

kenkino.hatenablog.jp

  • ペルチェ式ネッククーラー

kenkino.hatenablog.jp

上記を試していてひとまず

ウォーキングや屋外作業、短時間のサイクリング 水冷ベスト or 冷却パックベスト+ファン付きウェア+ ペルチェ式ネッククーラー
通勤等 ペルチェ式ネッククーラー

自分では上記のような形で棲み分けをして、屋外で活動をする場合はベスト式の対策グッズは本当に効果が高いと感じていた。 ただ水冷ベストの問題として最初の2〜3時間はいいのだが、水冷ベストの氷や冷却パックの冷却剤が全て解凍してしまうとただの水が循環しているベストになってしまい、かといって予備の氷・冷却剤や冷却パックを持っていくわけにもいかず「何かいいグッズはないかなぁ〜〜」と考えていた。

フト見てみたら

個人的に一番効果があるのは水冷ベストと感じていたのだが、個人的に買える価格帯のものは氷が溶けたり冷却剤が温まると効果がなくなる。

他の方式としてはチラーという冷却装置で電源がある限り冷水を作って循環させるというモノがあったがチラー本体が大型で延長チューブをベストに接続して使うか、バックパック式のものも業務用で仮に一般人が購入しようとしても購入できる価格ではないということで「当面はこのままかな」といったところだった。

状況が変わってきたのは、去年の夏辺りで、小型のチラーを使った水冷ベストが相次いで登場しその中の一つにShiftallという会社のChiller X(チラーX)という商品が発売された。


小型チラーを使った製品の中でかなりの低価格で、この会社どうもワークマン向けのペルチェ素子のベスト等を制作していた会社らしくその経験からペルチェ素子を使った水冷ベストを作ってみようということになり、去年から販売を開始したらしい。

昨年の時点では買うのを躊躇っていたのだが、今年に入って通販サイトでも目にするようになり、たまたま購入できる程度のポイントが溜まっていたで購入して使ってみたので何番煎じの感もあるが書いていきたいと思う。

商品について

商品としては

  • 冷水が循環するパッドが装着されたベスト

  • ペルチェ素子を利用したチラー

  • バッテリーホルダー

  • 給排水用のチューブ

がセットになっており、駆動させるバッテリーは別売りとなっている。

チラーがペルチェ素子を使用した小型なものであることやベストが独自のデザインであることを除くと、他は市販されているチューブやコネクタを使っているようで、付属のベストではなく同じコネクタを使用している水冷ベストを用意してチラーをそちらに接続して使うといったこともできそうである。

説明書等は一通り揃っているが、製造メーカーが推奨バッテリーや使い方についての1~2分程度の動画にまとめられて公開しているので、よくわからない点についてはそちらをみた方がわかりやすいかもしれない。

https://ja.shiftall.net/onlineguide/chillerx/1001

電源はUSB Type-Cのコネクタがついたバッテリーにコントローラーをつなぐとオンになる。

起動時はMAXモード、切り替えスイッチでMAXとECOの切り替えが可能、切り替えスイッチを長押しすると停止、再度長押しするとONになるという仕組みになっている。

通常は起動後ECOモードに切り替えて使っていればほぼ問題ないと思う。

バッテリーについてはPDで60Wh(20V/3A)以上供給できるバッテリーが必要とのことで、メーカーは20000mAのモノを推奨している。

自分の場合は40000mAのバッテリーを購入してつないでみたところ問題なく動作することを確認した。


「PDで60Wで供給が可能であればバッテリー以外も使えるのでは?」と思い、自宅にあった60W供給が可能な充電器を繋いだところ問題なく動作した。


自宅で使用する場合はこのような充電器につないで使うのがいいのではと思う。

注意する点としては、使用する前にまずベストやチラーに水を入れる必要があるという点(水道水が必須)で

  1. 普通のコップ一杯分くらいの水道水を用意
  2. Chiller Xの本体とチラーの一方のチューブを接続
  3. Chiller Xの接続していないチューブに給排水チューブを接続(本体とチューブに番号が振ってあるので、同じ番号のチューブに給排水チューブをつなぐ)
  4. 給排水チューブを水に入れてChiller Xの電源を入れる
  5. 泡が出なくなるまで給排水チューブを水の中に入れる ※初回は5分程度動作させるのがいいらしい
  6. 泡が出なくなったら動作させたまま番号順に給排水チューブを外して本体とチラーのチューブをつなげる

という手順で、3〜4日に一回は水を入れ替える必要があるとのことで、実際に使う前に給水して使用後は排水という使い方をした方がいいかもしれない

購入したのは最近だったが、何回か夏日に近い日があったのでその日のウォーキングに着て10kmほど歩いてみた。

使ってみて

使う前は「ペルチェ素子は確かに冷たくなるけど、循環している水が効果が出るくらい冷えるのか?」という疑問があったのだが、給水中コップの中の水が明らかに冷えてきているのを感じており、給水完了後に着てみたところ確かに冷えていると感じられた。

少し暑く感じられる日(26~27℃程度?)ではあったが、ベストに接触している部分が確かに冷えておりサンコーの水冷ベストとほぼ同じくらいの冷感はあるのではと思われた。 サンコーの水冷ベストと同じ冷感でバッテリーが持つ限り効果が持続するというのは便利だと感じた。

動作音に関しては、主に冷水を循環させるポンプの音が気になるが、サンコーの水冷ベストと同じレベル感で屋内とかでは結構気になるが、外ではそれほど大きいという感じはではなく着用中にちょっと用があってコンビニに入ってみたのだが、コンビニ内の環境音の方が大きいといったレベル。

その一方問題もあり、一つはバッテリーで自分が使用しているバッテリーはバッテリーホルダーに収まるサイズではあったが意外と重量があるようで、メーカの写真のように腰につけているとバッテリーからチラーのコントローラが外れるという事が何度かあり、現在は腰ではなく胸のストラップにバッテリホルダーを付けて対応している。

駆動時間についてはメーカーによると20000mAでECOモードで2時間とのことなのだが、自分の場合40000mAのバッテリーを使ってECOモードで2時間ほど使ってバッテリー残量が50%前後となっておりメーカーのカタログに近い値で、長時間(8時間以上)使うとなると予備が必要となるが、PDで60Wh以上供給ができるバッテリーはいいお値段がする傾向があり、長時間作業をするのなら300W前後のポータブル電源に接続してポータブル電源にストラップをつけて一緒に持ち運んだ方が予備のバッテリーを持ちあるくより合理的かもしれない。

ただ、これまでは冷却水タンクに入れる氷や冷却剤を入れておくクーラーボックスとかが必要だったのが予備のバッテリーのみとなるので荷物が大幅に減るのはかなり良いのかと思う。

もう一つは背中側の密着度がイマイチで、これは個人差もあるかと思うが背中のパッドの下部分にストラップを付けると密着度が上がりそうなのでストラップを買って試してみる予定である。

あとはこのベスト自体がアンダーウェアの上に着用するようになっているのだが、そのように着用するとチラーの位置が腰にくるようになっていて野外作業で上にウェアを着ようとするとチラーを避けて着用する必要があるため着る時に一工夫が必要となるのも気になる部分である。

最もこちらについては別売りで延長チューブがあり

ベストからチラーを離してベストの上にウェアを着た後にチラーをストラップ等で体に固定する等のやり方で、何とかなるかと思われる。

まとめ

何やかんやとChiller Xを使ってみた感想を書いてきたが

個人的には「荒削りだが、チラー式の水冷ベストとしては充分お買い得」だと思っており、暑い時期の自転車やオートバイでのポタリングやツーリング、屋外での草刈りやガレージ作業での熱中症予防として現時点では効果的なグッズの一つなのではと思う。

最近はペルチェ素子を複数つけて冷やすベストもあり、そちらの方が水とかが必要ないために有利な気もするがペルチェ素子は装着部分の放熱を確保する必要があるのに対してこちらはチラーを服の外に出しておけばいいだけの話なのでどちらの手間を取るかになるかだが、自分としてはこちらかなといった具合である。

あと個人的にメーカーに期待したいこととして

一つはオプションの充実で、現在は延長チューブのみだが延長チューブをつないだチラーを持ち運ぶストラップやバッグ、先に書いた小型のポータブル電源を固定するホルダー等辺りがあるといいなと考えているのだが、今後に期待といったところである。

もう一つはユーザーコミュニティで、購入者同士で色々と面白そうな使い方をしている人がいたら共有していくと色々と新しい発見や今後の商品にとって何かのヒントが出てくるのではと思ったのだが、こちらは可能であればといったところで

いずれにせよ、これから暑くなっていく中で屋外作業や自転車・オートバイに乗るのであれば購入しておいて損はない対策グッズでお値段なりの効果はあるのではと思うので購入できそうであれば買っても損はないと思う。

今回紹介したグッズ




デジタルビデオカメラの収録動画をMacのターミナルだけでmp4に変換する

内容

対面イベントが復活し始めた

これまで3年にわたって人の行動に制限を与えていたコロナの扱いがワクチンの開発や治療薬等の対症療法以外に効果的な手段が出てきたためインフルエンザと同じ扱い(勘違いしてはイケないのが、収束したのではなく対応方法が分かってきたからという点)となりそれに伴ってこれまで自粛気味だった対面イベントが復活し始めてきている、これまでオンラインばかりで、オンラインならではの良さもあったがやはり対面でないとという点もあり対面のイベントが行えるようになってきたというのはいいのだが、それに伴って元々あった問題も復活してきている。

収録動画どうしてます?

自分は、現在もいくつかのイベントでボランティアスタッフとして会場の設営やらセミナー会場の技術的トラブルの対応やセミナー動画の収録・配信をやっている。

その場合、問題になってくるのが収録した動画の公開である。

オンラインもしくはハイブリッド開催であった場合はオンラインミーティングシステムで動画を収録しておけば、イベント終了後に収録した動画を動画配信サービスにアップすればいいだけの話である。

しかし、諸々の事情(会場内に配信用のネットワークが引けなかったり、配信用の設備を持ち込めない)によりデジタルビデオに収録して収録した動画をPC等で編集してアップロードするのだが、これがかなり手間のかかかる作業となる。

具体的には

  1. デジタルビデオ内の記録媒体(SDカード等)を編集用PCに接続

  2. 動画編集ソフトを立ち上げて、収録した動画を取り込み・編集

3.動画配信サービスに対応した動画ファイル形式に変換してアップロード

という手順となるのだが、動画編集ソフトというのが曲者でGUIで操作ができて使いやすくはあるのだがかなりのマシンパワーを消費する上、動作が重いだけならまだしも時には動画の編集途中や変換途中で無反応となったりいきなりソフトが落ちたりして折角の作業が振り出しに戻るということも多いのである。

よく「動画編集は大変」というが、その理由のかなりの部分が動画編集ソフトに起因するのではないだろうか。

どうにかならないかというと

先に書いたように、デジタルビデオから収録動画を動画配信サービスにアップロードするのはかなり大変なのだが「何とかならないか?」かというと下記のような条件であればかなりアッサリと解決する方法がある、条件というのは

  • デジタルビデオに収録した動画を動画配信サービスに対応した動画ファイル形式に変換するだけ

  • 動画の切り出しは秒単位

という条件で、この場合であればかなりの手間を省ける方法があるのである。

これからその方法を説明していこうと思う。

macコマンドライン版動画変換アプリケーションのインストール

まずは、macのターミナルで動画変換を行うアプリケーションをインストールする使うソフトはオープンソースFFmpegというソフトである。

ffmpeg.org

インストール方法としてはいくつかあるのだが、今回はmacのパッケージ管理ソフトを使用してインストールを行う、例としてはHomebrewを使った方法であるが、MacPorts等のmacで使えるパッケージソフト管理アプリなら問題はないと思う

% brew install ffmpeg 

デジタルビデオの動画の実体を探す

次にデジタルビデオの動画ファイルを持ってくる。

動画編集ソフトで編集を行う際に「AVCHD」というものを探して読み込みと動画編集を行なっていると思うが実体はどういうものかはご存知だろうか?

Macに接続したSDカードをターミナルで開いてみてみるとこうなっている

% df -h
Filesystem          Size    Used   Avail Capacity iused ifree %iused  Mounted on
~~ 中略 ~~
/dev/disk4s1        29Gi    20Gi   9.0Gi    69%       1     0  100%   /Volumes/JVCCAM_SD

「/Volumes/JVCCAM_SD」というのが今回接続されたデジタルビデオカメラのSDカードである。 ここに移動して中を見てみよう。

% cd /Volumes/JVCCAM_SD
 % ls
DCIM    EXTMOV  PRIVATE

二つのディレクトリがあるがDCIMというディレクトリが動画関係を保管しているディレクトリになる。 そこに移動して中をみてみるとこういうのが見えてくる。

% ls -l
drwx------@ 1 hogeuser  staff  32768 11  3 09:27 AVCHD
-rwx------  1 hogeuser  staff      8  2 20  2015 AVCID.DAT
-rwx------  1 hogeuser  staff      8  2 20  2015 DCFID.DAT
drwx------  1 hogeuser  staff  32768  2 20  2015 JVC

ディレクトリとして「AVCHD」というディレクトリが出てくる、つまり動画編集ソフトで出てくる「AVCHD」というのは動画ファイルではなくディレクトリなのである。

そこから更にディレクトリを辿っていくとこうなってくる

% cd AVCHD 
% ls -l
drwx------  1 hogeuser  staff  32768  9  5  2015 AVCHDTN
drwx------@ 1 hogeuser  staff  32768  2 20  2015 BDMV
% cd AVCHDTN
% ls
BACKUP  CLIPINF INDEX.BDM   MOVIEOBJ.BDM  PLAYLIST  STREAM
% ls -l
drwx------  1 hogeuser  staff  32768  2 20  2015 BACKUP
drwx------  1 hogeuser  staff  32768  2 20  2015 CLIPINF
-rwx------  1 hogeuser  staff    614 10 31 12:27 INDEX.BDM
-rwx------  1 hogeuser  staff     82 10 31 12:27 MOVIEOBJ.BDM
drwx------  1 hogeuser  staff  32768  2 20  2015 PLAYLIST
drwx------  1 hogeuser  staff  32768  2 20  2015 STREAM
% cd STREAM 
 % ls -lh
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 13:14 00047.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 14:01 00048.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff    74M 8 20 14:01 00049.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 15:00 00050.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 15:46 00051.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 16:33 00052.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   388M 8 20 16:37 00053.MTS

辿っていくと末尾が「*.MTS」という表記のファイルが入ったディレクトリがあると思うが、そこにある「 *.MTS」というファイルが動画ファイルの実体である。

これらをmac本体のストレージ、もしくは編集用の外付けSSDもしくはHDDにコピーする。 パフォーマンスを考えるならSSDにコピーすると良いだろう。

動画ファイルの結合

持ってきた動画ファイルだがサイズが3.9GBになっているファイルと、それ以下のファイルがあることにお気づきだろうか? 実はSDカードのフォーマット形式により一つのファイルサイズの上限は4GBまでと決まっており、収録中にファイルが上限に近づくと新しいファイルを作成してそこに動画データを保存するということを行なっている。

これを一続きの動画ファイルにする。先ほどの一覧を見ると

% ls -lh
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 13:14 00047.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 14:01 00048.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff    74M 8 20 14:01 00049.MTS ← 3.9GBより小さい
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 15:00 00050.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 15:46 00051.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 16:33 00052.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   388M 8 20 16:37 00053.MTS ← 3.9GBより小さい

二つ3.9GBより小さいファイルがあり、これから考えると

動画1: 00047.MTS 00048.MTS 00049.MTS

動画2: 00050.MTS 00051.MTS 00052.MTS 00053.MTS

が一続きの動画ファイルと考えられるのでそれらを一つにする、どうするかというとcatコマンドで展開して出力をファイルに保存するだけで完了する。

※一つのコマンドの終了に時間がかかることがあるので注意

% cat 00047.MTS 00048.MTS 00049.MTS > movie_01.MTS
% cat 00050.MTS 00051.MTS 00052.MTS 00053.MTS > movie_02.MTS

そうすると下記のようになると思う

% ls -lh
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 13:14 00047.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 14:01 00048.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff    74M 8 20 14:01 00049.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 15:00 00050.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 15:46 00051.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   3.9G 8 20 16:33 00052.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   388M 8 20 16:37 00053.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   7.9G 8 20 17:01 movie_01.MTS
-rwx------  1 hogeuser  staff   12G 8 20 17:06 movie_02.MTS

そして結合した動画ファイルを、動画のサイズが気になるのなら別の動画ファイル形式に変換していく

※ 追記:当初はここから先も必要だと思っていたのですが、この記事をアップした後「結合した状態だけでアップできますよ」との指摘があり、ただ動画共有サイトにアップしたいのでしたら上記作業のみで大丈夫な様です。Kさんありがとうございました。

結合ファイルの変換

動画共有サイトにアップロードできる動画ファイル形式への変換だが先にインストールしたffmpegを使っていく基本的には下記のようなコマンドになる

% ffmpeg -i movie_01.MTS -vcodec h264 movie_01.mp4

このコマンドはGPUを使用することも可能で、下記オプションを追加するとGPUを使った変換も可能となる、この場合通常と比べると3〜4倍くらいのスピードで変換が行われる。

% ffmpeg -i move_01.MTS -vcodec h264_videotoolbox movie_01.mp4

画質を落とさずに変換することも -c copyをついかすることで可能となる、この場合サイズは元の動画と同じサイズになるが、変換がかなり早くなる

% ffmpeg -i movie_01.MTS -vcodec h264 -c copy movie_01.mp4

また、動画の一部を切り出したいという場合、-ssオプションで切り出しを開始する秒数を-tオプションで切り出す部分の秒数を指定することで可能である

% ffmpeg -ss 3600 -i movie_01.MTS -t 900 -vcodec h264 -c copy movie_01_15min.mp4

※ 上記例は動画の開始1時間(3600秒)から15分(900秒)部分を切り出すという意味合いになる。

変換後は、変換した動画ファイルを動画教諭サービスにアップロードすればよい。

ターミナルで処理を行うことの利点

以上動画変換をコマンドラインで行う方法を書いてきたが「ただGUIでやっていたことをコマンドに置き換えただけなのでは?」と思う方もいるかもしれないが、これをするだけでかなり大きく違ってくるのだ。

変換ソフトが応答不能になったり落ちたりしない

まずは編集ソフトがほぼほぼ落ちたりしないということである。

GUIの動画編集ソフトを使っていた方は経験があるかと思うのだが、編集を行っている最中に編集ソフトが応答しなくなったり途中で落ちてしまうといったことがある、しかしコマンドラインベースで行った場合はほぼほぼ落ちることもなく変換が行える。

恐らくGUIの編集ソフトの場合、編集中の動画を表示する部分やその他の機能がかなりマシンに負担をかけているのではと考えられる。CUIだとそういった負担が存在しないため応答不能や落ちたりすることなく処理ができるためと考えられる。

変換中に編集を行っているマシンで別の作業ができる

負担が少ないということは別の利点がある。

通常GUIの動画編集ソフトで変換を行っているとそのマシンで別の作業を行おうとしても重くて作業が行えないことがあるのだが、この方法だとターミナルで変換コマンドを実行した後別の作業を行なっていても問題なく作業が行える。

なのでいままで編集用と作業用と分けていた場合は変換のみを行うのであれば一台で変換を行いつつ別の作業を行えるということで、空いたマシンを別の作業に使ったりすることも可能となる。

変換速度が早い

これは正確に時間を測っていたわけではないのだが、CUIで変換を行うと圧倒的に早く変換を行うことが可能になる。

感覚的にはGUI動画編集ソフトで2〜3時間かかっていた作業が大体30分〜1時間、もっと早い場合は10〜20分で終わる場合があったりで圧倒的に早く処理が終わる。 これまで1日がかりだった作業が2〜3時間で終わってしまうこともあったりで、作業の負担軽減等にかなり効果があると思う。

まとめ

ということでMacのターミナルでデジタルビデオカメラの動画を変換する方法を紹介したが、今回紹介したcatコマンドについてはLinuxffmpegコマンドはmacだけでなくLinuxwindowsでも使うことが可能である、LinuxWindowsであればもっと協力なCPUやGPUを搭載しているマシンもあったりするのでそちらを使えば更に早く作業を行えるのではと思う。

これまでデジタルビデオで収録した動画を動画共有サービスにアップロードするのに苦戦していた方がいたら試していただければと思う。

4K ディスプレイを買ってみた

内容

prf.hn

テレワークが始まった

前回の投稿で書いた通り、テレワークが始まり現在もテレワーク中なのであるが 一つ困った問題が出てきた。

テレワークに当たっては勤め先からPCを支給されてマシンのCPUとメモリ的には問題はなかったのだがサイズとしては標準のモバイルPCといったところで、本体のディスプレイサイズがコマンドラインメインでターミナルを使ったり、Officeを使う分には問題ないのだが、今回の仕事はGUIベースの作業が多く並行して複数のウィンドウとかを開く必要があり、それだとかなり手狭になってしまう状態になってしまった。

最初の一週間は何とかなったが、この後を考えるとかなりフラストレーションが溜まることは必須で「やはり外部ディスプレイを使わないと」と思ったのだが、自宅にあるのは結構昔に買ったEIZOの1600x1200の20インチで現在使っているPCよりも解像度が低く改善策を考えあぐねていた。

よろしい、ならば購入だ

「以前の仕事みたいに4Kだと楽なんだが、値段高いだろうし今の生活も赤字続きだしな・・・」と思っていたのだが、以下の条件でダメもとで探してみることにしてみた。

  • サイズは27インチ以上(以前の仕事で使っていた4Kディスプレイが27インチだったため)
  • 対応フレームレート(1秒間に描画できるコマ数)は60以上
  • 可能であれば日本のメーカー(まぁ、ここら辺はあまり拘っていなかった)

まず、日本で現在あるディスプレイメーカーとしては

  • EIZO(古い人達ならナナオと言えばご理解いただけるだろうか)
  • IO-DATA(確か飯山(これも古い人ならわかるだろうか)のディスプレイ部門を吸収したはず)
  • JAPANNEXT(比較的最近設立のメーカーだが、最近色々と製品を出してきている)

といったところで、個人的にはEIZOかIO-DATAを考えていたのだが4Kはお値段的にキビしいなということで断念、残るJAPANNEXTについては「どうかな?」という部分があったのだが機種を探してみたところ個人的にはお得感のある価格で28インチの4Kディスプレイがあり、レビューをいくつか見てみたところ「標準でついてくるスタンドのネックが細いためちょっとした振動でもブレまくる」というのがあったが「ここら辺は買ってみてチェックかな?」ということでひとまずネットで購入し翌日配送ということで注文翌日受け取った

モノは来た。しかし・・・

受け取ったディスプレイを設置、その日のリモートワーク終了後に自宅のMacBook Proに接続してみて見たところアッサリ接続成功し、MacBook ProでYouTube の4K動画をみて「おおっ!!」とか見ていてこれならイケそうだということになり、翌日のテレワークから使い始めてみたところやはり作業効率が段違いに上がり、かなり満足のいく結果になった。

しかしちょっと困った点もあり、一つはやはりスタンドのネックが細くてちょっとした操作でもディスプレイがエラい揺れるのと、スタンドが狭い自宅のデスクを更に狭くしてしまったことで「いいんだけどこれは何とかならんかな〜〜」といったところだった。

アームをつけたら

そう思い悩んでいてネットでちょこっと話したところ「ディスプレイアーム、いいっすよ」という話が

「でも、お高いんでしょう?」と思ってみて見たところ結構買えそうな値段で出ており、最近の液晶ディスプレイは規格的にディスプレイアームにも対応しているということで家電量販店に見に行ったところデスクのサイドにクランプで止めるタイプで良さそうなアームを発見、ちょうどその量販店の株主優待券も持っていたことから即購入してアームを設置してディスプレイを取り付けた。

「少しはマシになるかな」と思っていたのだが思いの外ディスプレイもしっかり固定され、加えてアームの設置場所がデスクのサイドになったためスタンドが占有していたスペースが空いたためかなり満足のいく状態となった

その後

現在は、業務時間はリモートワーク用PC、業務時間後はMacBook Proを繋げており、これまでMacBook Proで使ってたUSBハブのHDMIが4K30Hzまで対応だったのを4K60Hzまで可能なハブに買い替え

付け替えて試してみたところ、やはり動画に違いがありすこぶる快適で現在この構成で使用している。

唯一の悩みは週一くらいで出社して業務をしているのだが勤務先に設置されている外部ディスプレイが自宅の環境よりやや劣る環境のためどうしようかというところくらいであり、リモートワークを行うのならここら辺の環境整備は大事だなと実感した。

今回のことで言えるのは

  • GUIで仕事をするなら27インチ以上の4Kディスプレイを使うと世界が変わる
  • 可能であるならディスプレイアームも買った方が幸せになれる

といったところで、テレワークでGUIを使っていてフラストレーションが溜まっているという方で4Kディスプレイを持っていない方は購入してみた方が良いかと思う。

go.getproton.me

今回紹介したグッズ



自宅JCOMが繋がらなくなって自力で復旧させた話

7月に突然JCOMが繋がらなくなり、色々やって復旧した話をこれからしていこうと思う。

内容

不具合発生 

7月上旬、自宅で使っているChrome Bookで電子書籍をダウンロードしようとしたらネットワークエラーで途中終了し「なんだダウンロード失敗したか、再度ダウンロードだな」とダウンロードをかけたところ今度は全くダウンロードができず「サーバが混んでるか、混むのが解消するまでSNSでも見るか」とSNSのビューワーを立ち上げたらこちらも接続できないという表示が。

「???」となりながらWebブラウザを立ち上げてYahooやGoogleを見ようとしたら軒並み接続できず。

J-COMの障害か?」と思い、スマホのモバイル接続でDowndetectorという障害情報が掲載されるサイトでJCOMをチェックしたのだが障害の情報は無く「まぁしばらくしたら回復するかな」と思い、夜も遅い時刻だったので寝る事にした。 しかしこれが1ヶ月近くも続いた騒動の始まりだった。

障害状況と確認 

翌日起床後にネットワークの状態を確認したところ、昨日と変わらず「やけに長引くな」と思いつつ状況の確認を始めた。

自宅は以前書いたように自宅のネットワーク構成を変更している。

kenkino.hatenablog.jp

ネットワーク不具合発生時の構成はザッと書くとこのようになっていた。

通常自宅のネットワークが繋がらないという場合は以下の場合が考えられる。

1.使っているPCのファイアウォールの設定ミスでPCがネットワークから来るパケットを全て遮断している

2.アクセスポイントが機能せずに自宅のルータまで繋がらなくなっている

3.ルータの設定ミスでインターネットに繋がらなくなっている

4.DNSというサーバーと接続できなくなってドメイン名とIPアドレスの変換ができなくなっている

ということで上記1、2を確かめるため無線LAN経由で自宅ケーブルモデムルーターの管理画面へアクセスしたところ問題なくアクセスができており1と2の可能性が消えた。

そして3と4の可能性を探るためにMacBookのターミナルからpingコマンドを実行してみた。

このコマンドはコマンドを実行したマシンとネットワークのとあるサーバが通信できるかを確かめるコマンドで、通信ができる場合はサーバから返答が返ってきたことと要した時間等が表示されるコマンドである。

まずは3の可能性を確かめるためにGoogleDNSサーバのIPアドレスである「8.8.8.8」へコマンドを実行した。

IPアドレスというのはコンピュータ個々のネットワークデバイスが持っているアドレスで実はコンピューター同士はこのIPアドレスがわからないもしくはアドレスに到達しないと通信ができないため、返答が返ってこないということはネットワーク的に問題があるということなのだが、結果としては問題なく返答が返ってきていた。

次はDNSだが、DNSとは簡単に言うとIPアドレスでしか接続できないコンピューター同士がWebブラウザ(EdgeやらChromeとかのインターネットのホームページをみるソフト)でホームページをみるためのhttp://以降の文字は実はIPアドレスと紐づいており「この名前のサーバのIPアドレスはこれ」と伝えるサーバでこれと通信ができていないということはhttp://以降の文字を入れてもIPアドレスが取れずに通信ができないということになる。

4の可能性を確かめるためにはwww.yahoo.co.jpやwww.facebook.comにpingコマンドを実行して返答が返ってくるかを確かめる(ただしpingコマンドは下手なアドレスに対して実行するとネットワーク攻撃と見なされることもあり、実行する場合は上記のようなメジャーなところにして欲しい)結果としては返答が返ってきており、ネットワーク接続的には問題はないということになり、状況は暗礁に乗り上げてしまった。

サポートその1~~ケーブルモデム交換

上記のような状況であることまで確認してJCOMのサポートに連絡、やり取りをした結果ケーブルモデルルーターを交換ということになり、日時を調整してサポートの方が到着してケーブルモデムルーターを交換、交換直後は問題なく接続ができていたため「ケーブルモデムルーターの不具合だったか」と思っていたのだが、2〜3時間後に状況が元に戻ってしまいその日のうちにサポートに連絡するという事態になってしまった。

サポートその2~~ケーブルTV関係接続機器の交換

ケーブルモデムルーターで状況が改善しないということで、再度サポートのお世話になることに、実の話7月の半ばからリモートワークが始まる事が決まっており、このままでは業務ができない状況に陥る恐れがあったためかなり焦っていた。 再度サポートが訪問して今度は自宅の接続機器の交換ということになり、交換をしてもらったのだが状態は解消せずサポート要員の方もできることはここが限界ということで終了。

ただし訪問していただいたサポートの方の話によると、基地局から自宅マンションのケーブル回線(自宅マンションは、地上デジタル化の際に電波対策地域となっていたためケーブル回線が引きまわされている)と自宅までの通信はできているのは確認できているが、通常一定を値を示す通信状況が自宅のみ振幅しているとの話で、接続機器の不調を疑ったが交換しても不調なためそれが何が原因かはわからないという話で、現状では対応できるのはここまでが限界という話だった。

ということで、自宅の回線が不調のため旅行の際に使っているポケットWiFiルーターにリモートワーク用のPCを接続して当面はリモートワークを行うことにして、対応を考えることにした。

意外なキッカケ

自宅のネットワークが不調のためポケットWiFiルーターでリモートワークが始まり、リモートワーク用のPCは一応問題なく接続が行えていて一安心といったところだったのだが、ある時仕事中にリモートワーク用のPCのステータスを確認したところ自宅のネットワークに繋がっていることに気づき「自宅ネットワークが不調なはずなのに何で繋がって使えてるんだ?」となり、業務終了後にリモートワーク用のPCを調べていたところリモートワーク時には勤務先のネットワークとVPNというPCと勤務先のネットワークをソフトウェアを使って仮想的に勤務先のネットワーク内にいる状態になっていると問題なくインターネットのサービスが使えることに気いた。

「もしかして」と以前自宅のストレージに問題があった際にProtonDriveというサービスに申し込んでいて、登録した際にProtonVPNというVPNサービスが使える様になっていた。

go.getproton.me

そのため試しに自宅のMacBookProでProtonVPNに接続してみたところMacBookProで問題なくWebやメールが使えるという状況になった。

その頃たまたまネットワーク関係の人と飲む機会があり自宅の状況を説明したところ「もしかしてケーブルモデムルーターのNATテーブルが溢れてない?」という話に。

※この先は自分のちょっと曖昧なネットワークの知識を元にして書いているので、これより先はネットワーク系の皆さん間違っていたらご指摘お願いいたします。

NATというのは、家庭のネットワークは内線電話とすると、インターネットという外線に繋ぐ場合、自宅のPCのIPアドレスを一旦自宅のルーターに割り振られた外線のIPアドレス置き換えて繋ぐ仕組みというと分かりやすいだろうか

NATテーブルというのは「現在のインターネットサービスを利用している(これをセッションといったりする)リスト」といったところで、これが一杯になってしまうと内部のネットワークから外部のサービスへ繋げなくなってしまい結果的にネットワークが使えなくなってしまうということになる。

試しに自宅のRTX1200でNATのセッションを見てみると6000くらいのセッションがあり、RTX1200は20000セッションが限界なので問題ないがケーブルモデムルーターのNATテーブルが溢れているということであれば説明がつく。

他のネットワーク関係の方に聞いてみたところ家庭用のルーターだとNATテーブルは大体2000前後で設定されているのではとのことで、これはほぼ確定ではなかろうかということになった。

VPNを使うと繋がるのはVPNのクライアントとサーバを接続するとその間にトンネル接続という接続がなされてVPNの接続先のネットワークを介してインターネットに接続される状態になるため、自宅のNATの制約を受けなくなるからであると考えられる。

完全復旧?

ということでVPNを使えば個々のPCは問題なく使えるのだが、自宅内にはPCの他にインターネットを使っているマシンがあったことからインターネットの繋ぎ先であるケーブルモデムルーターで対処しないとダメだろうという結論になり、ケーブルモデムルーターのNAT関連の設定を見たが、テーブル操作に関する設定は存在しなかった。

どうするかと思ったが、現在自宅のネットワークはケーブルモデムルーターにはRTX1200がつながっているのみなのでケーブルモデムルーターのNATを含めたルーター機能を停止してインターネットの繋ぎ先になるブリッジモードに変更して、ルーティングはRTX1200に任せればと思い立ち、設定を行ってみたところネットワーク接続が復旧し、とりあえずは以前と同様に使える様になった。

このように、自宅でのJCOMの接続は復旧したが、この解決策を取ろうとすると

  • 自分のPCもしくはスマホからインターネットにどの様な機器を介してつながっているかを把握しているか?
  • ネットワーク接続機器がどの様なものがあり、どの様に使うか?
  • IPアドレスの知識
  • ネットワーク調査用のコマンドの知識
  • ネットワーク接続トラブルの対処経験

が必要で、先に示した知識が全く無い人がこれをやろうとすると事態が悪化するためオススメはできない、あえて作業を行う場合は自宅のネットワークをダメにする覚悟で自分でそこら辺の知識を勉強するか、その様なことを知っている人に頼んだ方がいいだろう。

このような方法で解決後にJCOMのサポートに連絡、ケーブルモデムルーターのNATテーブルに関してセッション数の限界について聞いてみたのだが、サポートにもNATテーブルの限界セッションの情報はないとのことで、他に自宅のネットワークについて確認をしてみたところ原因不明の回線の不安定状況は継続しているとのことで、当面は問題なさそうだがまた繋がらなくなりそうな気配もあり、その際の代替経路も準備しないとダメなのか考えているところである。

暑さ対策グッズを試す ~ ソニーReon Pocket 4 編 ~

内容

自宅の片付けをしていたら

最近、自宅の片付けをしていたら某家電量販店の株主優待券を見つけてしまい、加えて優待券の期限がもう直ぐということで「何を買おう」と思っていたらフト「サンコーのセナクールはあるけど、優待券使えば手に届く価格になるな」ということで以前から気になっていたソニーが販売しているReon Pocketの最新モデルを購入することにした。

商品について

この商品は大体の人が知っていると思うが、ソニーが発売しているペルチェ素子式の冷却・加熱デバイスである。

4の名前が示す通りこれまで四回モデルチェンジが行われており、モデルチェンジを行うたびに色々と改良が加えられていて最初のうちは「う〜んこれだとあまり使いたくないな〜〜」と思っていたのだが最近のは「ちょっと使ってみたいな」と思うほど改良が加えられていて気になっていた。

というのも報道を見る限りだと、最初は装着するために作られたのウェアに入れて使うようになっていて時間が経つと自動的に停止するものだったのだが、最近のはネックバンドで服装に構わず取り付けられるようになっていたり、外付けの外部環境センサーで外部の環境によって自動的に冷却・加熱が行えるようになっていたりで急速に進歩しており

「これなら使ってみてもいいかな」という性能になってきていたタイミングで優待券を見つけたので購入した次第である。

今回購入したのは外部環境センサーなしのモデルであるが、本体についた温度センサーで運転モードにより最適な温度にするモードが付いていたらしい。

購入したものが到着してチェックしたところ、セナクールに比べると全体的に大きめであるがペルチェ素子の冷却部分も大きくネックバンドもシッカリした作りになっており、耐久性のありそうなデザインになっている。

加えて排気口の延長ノズルが付属しており少し襟の高い服でも排熱ができるように配慮されているところは、モデルチェンジを繰り返したフィードバックの結果かと思われるがよく考えられているなと思った。

使ってみて

動作については、本体にスイッチがあるのでそちらを使って操作することもできるが、スマートフォンにアプリをインストールしてBluetoothで接続して使うのが圧倒的に使いやすい。

操作は

1.電源を入れたReon Pocketを首につける

2.スマホのアプリを起動する

3.アプリが起動しているReon Pocketと接続

といったところで、アプリで冷却・加熱の切り替え、動作のON/OFFと動作モードの選択が行える。

デフォルトの場合はSMARTモードという周りの温度や設定温度に合わせて動作を変えるモードになっており、そのモードでもいいのだが、もう少し冷たくしたいという場合も手動で調整が可能である。

内蔵バッテリーの持ちというところではSMARTモードでは7~8時間となっているが、自分の場合だと朝6~7時くらいから使い始めて昼の1〜2時くらいに動作が止まっていてほぼメーカー公式性能通りで、普通に勤めている人ならお昼の休憩時に充電して1日使えるといったぐらいになるのかと思う。

内蔵バッテリーだけでなく、モバイルバッテリーを接続して使うことも可能で、本体からケーブル等が伸びてしまうが最近のモバイルバッテリーの容量(10000mA)くらいなら一日中つけたままで使用可能になる。

排熱についてはダクトが付属しており、これが結構効果的で付けている時はほとんど排熱を感じなかったのだが、自分の場合はいつの間にか脱落orz、結構効果があると思うのでダクト単体で長めとか角度を付けたタイプとか売ってくれると助かるなと思った。

動作音については、SMARTモードだとものすごく静かで、静かなオフィスで動作させていても空調の音に紛れる位の大きさで、オフィスでスーツを着て働いている人には結構いいのではと感じた。

セナクールと比較して

前回投稿したセナクールと比較すると、セナクールが動作時に常時フルパワーで冷やすといったところに対してReon Pocketはセンサーで細かく冷却モードを変更しながら外気温や動作モード等の最適点で冷やすといったところで、セナクールの倍以上のお値段だがそのお値段分の機能が盛り込まれている感はあるなと感じた。

使い方としては、セナクールがバッテリーなしならちょっとした外出、モバイルバッテリーをつけて長時間の野外作業で使うに向いているかなというのに対して、Reon Pocketはモバイルバッテリーを付ければセナクールと同じ使い方はできるが、この時期とかでもスーツ着用必須(どんなブラック職場だ)で節電設定されたオフィスにいても暑いなという人たちが付けて冷却の補助に使うといった使い方に向くのかなと思った。(まぁスーツ着用必須の場合、こういうのを付けるのも許されない気はするが....)

そういう相違点はあるのだが、両方とも排熱が少し問題で背中にあたる角度によっては冷却プレートではなく排気口だけ背中に当たって暑いだけ(火傷するほどではないが)だったり、電源ボタン・充電コネクタが右側にあり、外付けモバイルバッテリーのコードをつけた場合スイッチが押しにくいし、外付けバッテリーは胸ポケットに入れるはずで大抵のポケット付きの服は胸の左側にポケットがあるのに何故電源コネクタが右側に付いているのかと思うことがあり、ここら辺はオプションの排気対策パーツを用意したり、電源コネクタの位置を変更したりと双方ともも少し考えた方が良いのではと思う。

いずれにせよ「ネッククーラーは付けずらいが、シッカリ冷えるものが欲しい」とか「一見して冷却デバイスを使っているのが見えると差し障りがあるところで使いたい」という場合はオススメできる製品だと思う。

最近は異常に暑く熱中症で病院へという話も増えているのでこういう製品を買ってできるだけ凌ぐのも一つの方法なのではないかとも思う、皆さんも気をつけて過ごしていただきたい。

今回紹介したグッズ

暑さ対策グッズを試す ~ サンコー セナクール 編 ~

内容

何故かこの時期になると

昨年末に転職してとある仕事をやっていたのだが、リモートワークではあったのだが色々合わないところがあり契約期間で終了させてもらい、現在は転職サイトで声をかけてもらった別のところで仕事をさせてもらっている。

現在の仕事の方はリモートワークも行えるが現在のところは通勤している状況で、これから暑くなる中も通勤するということで暑さ対策グッズを常時持ち歩いているという状況になっている。

ここ最近、何故かこの季節になると新しい暑さ対策グッズを買ってきて「今年は無くてもいいか」と思いつつ購入していて今年も「ファン付きウェアもある、冷却ベストもある、ネッククーラもあるからもういいだろう」と思っていた。

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しかしサンコーのサイトを見ていたら面白そうな製品がでていたのでまた買ってしまったという次第であるorz

商品について

商品について説明すると本体部分にペルチェ素子と排熱及び周辺への送風用のファンと首に掛けるネックアームがついており、ネックアームを首に引っ掛けると背中にペルチェ素子が密着してスイッチを入れると冷却が始まると言ったものである。

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電源ボタンは本体横に付いており、一回長押しすると連続動作モードで動作開始、電源が入った状態で一回短く押すとエコモード(1分間冷えた後、3分間ファンのみ駆動)で動作というものである。

本体バッテリーは連続動作モードで1時間、エコモードで2時間となるが、外部バッテリーを接続可能でメーカのマニュアルによると10000mAで連続動作モードが5時間、エコモードで10時間駆動できるとのことで、付属のUSB Type-Cケーブルを接続することで充電や外部バッテリー駆動を行う、ただし付属のUSB Type-C充電ケーブルは形状がL型でケーブルをつけた状態で電源ボタンを押そうとするとかなり押しづらい上にコネクタが右側にあり、普通の服は大体左側にポケットがあるものが多く外部バッテリーを使う場合は大体そこに入れるはずなのに何故ケーブルの取り回しが面倒になる右側なのかが謎だったりする。

使ってみて

5月くらいに購入して、暑くなりそうなときを見計らって使っていたのだが背中につけることもあり、ネッククーラのようなつけ外しの面倒さも無くペルチェ素子は結構冷たくなりかなり効果はあると感じていた。

初めの頃はファンの部分が密着してしまいペルチェだけで無く本体自体が相当熱くなり「これ、設計ミスでは?」と思ってマニュアルを読んでみたらスペーサー付属していたことが判明、単にマニュアルをよく読んでいなかっただけだった。orz

スペーサをつけたところ、常時排熱できるからかペルチェの冷たい感覚が得られてペルチェ周辺は冷え続けている感覚があり「これは良いか」と思っていた。

しかし長時間使っているとペルチェの排気口から当たる熱風で冷や熱いと言った状況となり、おまけに排気口周辺も熱を持ってくるのか「ペルチェ周辺は冷たいが排気口の熱で台無しになる」感覚で短いバッテリー動作時間や意外に音も大きいというのも相まって「これ、ハズレだったかな」と考えてしまうようになっていった。

意外な組み合わせ

「なんか冷や熱いし本体バッテリーも持たないしビミョーだな〜〜」と思っていたのだが、とある気温の高い休日に野外で行動しようと思いファン付きウェアを着ようとしたところ「このウェアってファンはUSB駆動だし、バッテリー大容量のを使っているからセナクールと組み合わせるといいんじゃないか?」フト思い立った。

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今年ウェアの電源を強化しておりバッテリーを入れる場所もウェアの右の裏ポケットなのでケーブルの取り回しも面倒では無く、おまけにペルチェの排熱はウェアのファンで吹き飛ばせるのでいいのではないかと思ったのだ。

早速ウェアのバッテリーと接続してテスト、突入電流の関係で時間差でスイッチを入れて使ってみたところ狙い通りにファンの風がペルチェの熱風を吹き飛ばしているのと同時に、本体もファンの風で冷却されるためか排気口にあまり熱がこもらずかなり冷感が改善された。

最近サンコーとワークマンでペルチェ素子付きのファン付きウェアが出ているが

これらはペルチェ部分はアンダー一枚隔てて接触するのに対して、今回の方式だとペルチェ素子が直接背中につくのでこっちの方が効果が高い&お値段もお得であり、ファン付きウェアだけでは暑い時にこれを付ければこれをつけた部分は確実に冷たいので、双方の微妙な点を補う形になり、更に冷却ベストを付ければかなり効果があるのではと思う。

暑い時期の通勤用として使うのは微妙だがファン付きウェアを使う野外作業でウェアのサポートとして使ういったところでかなりの効果を発揮するアイテムだと思うので、USB接続のファン付きウェアを使っているがウェアだけでは物足りないという方がいたらこれを購入して使ってみるのがいいのではと思う。

今回紹介したグッズ