kenkino’s diary

おそらく技術・グッズ・自転車系 ※当ブログは、Amazonアソシエイトやその他アフィリエイト等の収益メディアを表示しております。

暑さ対策グッズを試す ~ サンコーネッククーラーPro R4 ~

内容

今年はどうする?

一昨年サンコーのネッククーラーNeoを購入。

kenkino.hatenablog.jp

去年はペルチェ強化型のネッククーラーを購入。

kenkino.hatenablog.jp

とりあえず普段使いはネッククーラーNeo、大容量バッテリーを持ち歩けるならペルチェ強化型と使い分けられていて「今年はいいかな?」と考えていたのだがサンコーのサイトをチェックしていると新しいネッククーラーが出るとの告知が、今回はスリム型とプロ仕様が出るとのことで製品の詳細を読んでみると双方共に以下の興味深い点があった。

スリム型

  • 付属のバッテリーとモバイルバッテリー使用可能
  • モバイルバッテリーを使用するときはリモートコントロールアダプタが必要だが、本体からリモートで操作可能

プロ仕様

  • 首の全周にペルチェ素子が配置
  • モバイルバッテリー使用可能
  • 基本防水仕様、別売パーツで防水機能の強化に加えて防塵機能も追加

どちらにするか迷ったのだが 「迷ったらいいモノを買っておけ」ということでプロ仕様の方を購入してみた。

モノ概要

モノとしては、コントローラー兼用のバッテリー装着部分をベースにしてペルチェ素子のアームが出ているという構造、アームは普段は折り畳まれており付ける時にはアームを展開して首に付ける仕組みになっている。

これまでのネッククーラーではペルチェ素子は前に2つのみもしくは前に2つ、後ろに1つという配置が大半だったが、この製品は前に2つ後ろにも2つという配置で首の後ろも前と同様に冷やすことが可能となっている。

更にアームには付属の脱落防止用のストラップも取り付け可能で、ある程度激しい動きでも問題なく使えるようになっている。

付属のバッテリーはベース部分に差し込んだ後、金属フレームで固定する構造となっている。

少し驚いたのが電源の接続方法で、付属のバッテリー・外部バッテリー共にUSBケーブルでベース部分のUSB Type-Cコネクタに接続するという仕様になっており「付属のバッテリーは専用コネクタで付けてもよかったのでは?」と思ったのだが、想定されている使用場所が塵とかが多い工事現場等であることを考えると、専用コネクタのような塵が入ってトラブルになる部分を極力減らしたかったということなのかもしれない。

動作に関しては首の後ろにあたるバッテリー装着部分にスイッチがあり、短く押すことで電源ON・モードの切り替えを行える。

付属のバッテリーでは

  • 強 → 弱 → ハイパワー

モバイルバッテリーでは

  • 強 → 弱

のループとなり、スイッチ長押しで電源OFFとなる。 そして、強と弱ではランダムに温度を変化させて冷やし続ける事による冷感の慣れを防ぐようになっているらしい。

購入前にいくつかレビューがあり、読んでいたところで自分と似たようなペルチェ強化型ネッククーラーを使っている方が「これまで首の後ろにペルチェ素子がある製品より冷えない」の意見があった。

それに対しては、個人的な推測となるのだが、これまでの強化型はペルチェ素子の性能向上分を消費電力に構わず更なる冷却性能に振って「冷えるが、電源もそれなりのモノを使う」仕様にしていたのに対して、この製品は「冷却性能は維持もしくは若干向上として普通のモバイルバッテリーを使える様にしたり冷やす部分を広げるなどして汎用性を上げる」仕様にしたためでははないかと考えられる。

使ってみて

着けたところ首の周りがペルチェ素子で囲まれていることもあり、これまで前だけ冷えていたのが首の周りが冷える感覚でペルチェ素子を増やした効果をかなり感じることができており、ランダムに温度が変化する機能も効いているのか冷えている感覚の持続している感覚もNeoよりもあるといったところである。

動作時間については付属バッテリーだけで使ってみたところバイト先への行き帰りの往復(2時間弱)はもちろん、2時間半のサイクリングの定番コースを走っても動作していたのでそれくらいの使用時間であれば付属のバッテリー十分かと思う。

Neoで使っていたモバイルバッテリーをつないで使ってみたがペルチェ強化型のネッククーラーのように加熱すること無しに動作しており、加えて動作音もNeoに比べると小さくなっていて電車の中で使っても音が気になるということもないかと思う。

スイッチに関してもスイッチ部分が大きいため手を首の後ろに持っていくだけで簡単に切り替えられるので意外と使い勝手がいいと感じており、総じて実用性が上がっていると感じた。

ただし色々と良くなってはいるものの、気になる点もいくつかある。

1つは全体的にゴツい、工事現場等で使う想定なので仕方ないと思うが普通に着けていたらかなり目立ってしまうというのがある、まぁ自分の場合はこれを着けたまま都心のオフィス街を歩いているが視線は気にしないことにしている。。。

もう1つは電源を入れる時なのだが、付属のバッテリーと本体をつないでバッテリーのインジケータが点灯している間にスイッチを入れないと電源が入らないというもので、これは自分が購入した個体に問題があるのか仕様なのかが分からないが、自分的にはバッテリーを繋いだらすぐに電源を入れるようにしているため、そのまま使っている。

まとめ

昨今、この手の製品は色々出てきているがその中でこれを勧められる点としては。

  • 首の周り全体をそれなりに冷やせるタイプで通常のモバイルバッテリーでも使える
  • 付属のバッテリーだけでもかなり使える

という点で、ガンガンに冷やせて大容量・高出力バッテリーの持ち運びが苦にならないという方はペルチェ素子強化型でいいのではと思う。

この辺りは個々人の判断か大きいところだと思うので何ともいえない部分ではあるが、個人的には今回購入したネッククーラーには総じて満足しており、今年の夏はこれを活用していこうかと考えている。