WebSig1日学校に行ってきた
先々週、WebSig 1日学校にスタッフとして参加してきたのでひとまず記憶に残っていることを
書いていこうと思う。
きっかけは先々月、とあるルートよりスタッフをお願いされWeb関係の集まりということで興味
もあり、やらせていただきますということで、打ち合わせその他諸々のやりとりで授業風景の
動録スタッフということで参加することになった。
ということで当日は多摩センターにある、デジタルハリウッド大学の八王子キャンパスへ、この
校舎は廃校になった小学校をほぼそのまま利用した校舎で教室や体育館など懐かしい雰囲気を醸
し出しており、イベントの方も学生服のコスプレOKという、校舎全体を使えるとはいえ運営スタ
ッフは結構真面目に学校に思えるように気を使っており、打ち合わせをしていても中々面白そう
な感じだった。
ひとまず技評の馮さん(教頭ということでスーツを着ておりスーツ姿の馮さんがみれただけでも
来た甲斐が合ったかと思う)や他のスタッフの方と打ち合わせ機材を設営後、開校式へ。
今回はあたりまえになったWebということで、Webのこれまでと現在をおさらいしこれからはどの
様になっていくのかを考えましょうということで、各スタッフ等の挨拶があった後、共通授業が
始まった。
内容としては、90年代から2000年代初めまでWebは新しいメディアではあったが触れる機会
のある人はPCというある意味特殊な機械を持つ人に限られていた、しかし2010年前後よりスマー
トフォンやタブレット型端末が普及し始めたことから、Webは一般の人達にも触れる機会が増えて
おり、現在は一種の転換時期に来ているのでは無いかということと、それを踏まえてWebというも
のが出てきた背景としての70年代後半から始まるオープンソースソフトウェアの歴史をおさらい
しながらこれまでインターネットが歩んできた歴史を俯瞰するといった内容。
自分などは、後半部分のインターネットの歩みなどはある程度は踏まえている内容で、その後の
GoogleやFacebookにつながる部分までは知識として何となく認識していたのだが、周辺のスタッ
フの人とかと話をしたところGoogleやFacebookに70年代後半からはじまる背景があるとは知らな
かったという方もおり、オープンソースソフトは浸透しているが認識はされていない部分がある
のかなと思いつつ共通授業も終わって動録のため教室へ向かった。
動録を行っていた教室では、受託の未来ということで、これまでの経験や最近使われ始めている
技術や手法で現場がどのような変化が始まっているのかということや、既存のメディアとWebはど
の様に関わっており、これから進むであろう方向性等、結構興味深い話を聞きながら動録は終了
し体育館へ。
戻ったところで、ワールドカフェというグループワークに参加することになった。
これは、あるテーマについて知らない人同士4〜5人でグループを組んで話した後、一旦バラバラ
になって別の人達とグループを組んでそこで自分達のグループで話していたことと他のグループ
で話していたことを聞き、最後に最初に組んだグループに戻り共有したことを話しつつ結論に持
っていくというグループワークで、テーマは「当たりまえになったWebは私達の仕事にどのような
変化をもたらすか?」という内容で、最初は中々収拾が付かなかったが、バラバラになって戻っ
てきた後は何やら結論らしきものが導き出せそうな状況になっており中々面白い体験だった。
グループワーク終了後は閉校式、そして懇親会となり今回の参加者と話すことになりOSCのスタッ
フをやっていることを話したりしたところ「かなりフォーマルなイベントですよね」と度々いわ
れてしまい、その都度「アニメネタが飛び交っていたり着ぐるみが闊歩するようなイベントなん
ですが・・・」と説明してかなり誤解していることに気づいてもらうという展開だった。
最近オープンソース関係の界隈で「Web関係の人があまりいないよね・・・・」という話が結構あ
ったのだが、もしかするとWeb関係の人達に我々のイベントが、高尚なイベントと誤解されている
フシがあり、それが原因でWeb関係の方々の足が遠のいている可能性があるのではと感じさせるや
りとりだった。
最近Web関係のイベントに行っていなかったこともあり今回は結構発見が多く、またOSCに関して
も課題を突きつけられたような気がした。
何はともあれ、今後も機会があればWeb関係のイベントに顔出して色々話を伺うのが良いのかなと
思えた1日だった。