kenkino’s diary

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e-taxで確定申告


昨今、状況が状況だけに他の人との密接を避けるようにということで、軒並み大人数が集まることは避けるようにとのお達しで、替わりにオンラインの活用という話が増えてきている。

事業者さんにとってお馴染みの確定申告もそのひとつで、今回e-taxを使った確定申告をやってみたので書いていこうと思う。

「確定申告は大体、法人や事業者のものでは?」という方もいると思うが、自分の場合、貯金の一部を株や投資信託に回して運用らしきことをしており、その運用損益(とはいっても、黒字にするのは中々難しい)も計上する必要があって確定申告をしているといったところである。

これまでは、書類を作成して郵送していたのだが、とあるきっかけでマイナンバーカードを作っており、去年マイナポイントの申請用にと購入したが申請はWindows PCでないと行えないとのことでお蔵入していたカードリーダーがe-taxで使えるとのことで活用することにした。

用意したもの

自分の環境で用意したものとしては大体下記のようなものになる

PC (MacBook Pro)

国税局の作成コーナーで書類を作成するのに使用、これまでは申告書作成コーナーで書類を作成して印刷して税務署に郵送していたのだが、今回はこのPCにカードリーダーを接続して申告書の作成・申請を行う、ICカードの読み込みに対応したスマホタブレットでも申告・申請は可能だが、個人的にPCを使い慣れてるためこちらで申告・申請を行うことにした。

マイナンバーカード

前述した通り、以前とあるきっかけで作成しており、最初の頃は「何か使う機会があるのかいな」と思っていたのだが、これまで雇用保険の申請や住民票の取り寄せ、マイナポイント等で何かと使っており「普段は使わないが、行政と関わる時には意外に使う機会が出てくる」といったところなので作っておくと便利だと思う。

カードリーダー

購入時にMac対応であることと、マイナンバーカードが使えることを確認して購入

最初に接続した際に動作はしているようだが、カードが認識されていない気配があり「???」となってしまった。 しかしハードウェア情報を確認したところカードリーダーが認識されておらず「ドライバが必要?」と気づきメーカーのホームページを開いてドライバをインストール、その後確認したところカードリーダーも認識されて、マイナンバーカードも無事に認識できた。

源泉徴収票

給与所得者なら言わずと知れた書類、現在複数のバイトを掛け持ちしているのでバイト先分だけ用意。

保険会社の控除証明書

本来なら源泉徴収票に控除額が記入されており、本来なら必要はないのだが、今年に限っては通常は行う年末調整をしてなかったため用意。

株式や投資信託損益計算書

株や投資信託の損益が記載されている書類、以前は申告書に書類を添付して送付する必要があったが最近その必要がなくなり書類に記載されている損益を入力するだけで良くなった。

申告前の準備

とりあえずマイナンバーカードについては認識ができたので、国税庁の確定申告ホームページを開いたのだがe-taxのeの字も無い。 しかし「申告は便利なマイナンバーカードで!」というバナーをみつけたのでクリックしたところ案内に移動。

案内のページにあった「e-Taxの事前準備のご案内」というメニューをクリックし

次に申告書の送信方式を問われるのでマイナンバーカードを使った方法を選択。

するとマイナンバーで申告を行う場合の必要なステップが表示される。

マイナンバーカードとカードリーダーを持っていればステップ1〜3は済んだも同然で、ステップ4を開くと申告用のアプリケーションのダウンロードを求められるのでダウンロードしてアプリケーションのインストールを行った。

アプリケーションのインストールはインストーラーの指示に従えば問題はないが、アプリケーションはSafari拡張機能としてインストールされるのでインストール前にSafariを落としておく必要がある。

インストール後はSafariを起動して設定で拡張機能を選択する

申告関連の拡張機能が確認できるのでそれらにチェックを入れて閉じる

この後だが、Macのアプリケーションのディレクトリに「sakusei」というフォルダが作られており、その中にある「確定申告書作成コーナー.webloc」というリンクをダブルクリックして申告書類作成コーナーをSafariで開いて作成を行う。

申告書類作成

事業者や法人では損益計算書貸借対照表やそれらの取り引きをまとめた諸々の書類が必要になってくると思うのだが、申告書類作成コーナーでの作成は基本的に用意した書類に書かれている数字を作成時の案内に従って入力するだけでよい。

給与所得者の自分は源泉徴収票や株や投資信託損益計算書と各種控除証明書を用意して、そこに書かれている数字を入力しておけば問題はない。

加えて今回は一時期、国民健康保険国民年金を支払っていた時期があり、手元に一応支払い証明書を用意していたのだがe-taxではマイナポータル連携をすることで年金機構等から支払い記録を持って来ることができたのでそこのところは大いに助かった。

作成後

申告書類を作成したあと、マイナンバーカードをカードリーダーで読み込めば終了であるのだが、初回は利用者識別番号というのを作成する必要があるらしく、その手続きを行って終了。

申告してみて

以上が今回試してみたe-tax申請の流れである、マイナンバーカード・PC・カードリーダーを用意してインターネットに繋げて、給与各種書類にある数字を入力していけば良いので給与所得者のe-tax申請はお手軽であるといえるだろう。

ただお手軽な半面、事業者や法人と違い控除の額は微々たるもので「還付金で○○を購入」ということはほとんどできないと思った方がいい、しかしそれでもやってみると意外な気づきとかもあるので、面倒かもしれないがやってみることをオススメする。