kenkino’s diary

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バイト先のロッカー内で除湿剤を試してみる

キッカケ

環境ロガーでバイト先のロッカールームが空調整備されていたのはわかったのであるが

kenkino.hatenablog.jp

計測を毎日行っていた中でフト「ロッカーに除湿剤を入れてみたらどうなるのか?」とふと思った。

除湿剤は自宅の押し入れとかに入れて定期的に交換しているが、中の薬剤が水になっていたりゼリー状になっていたりで、湿気は取っているのだろうとは思っていたのだが、使っていてどれくらい湿度が下がっているのかは正直疑問で、今回ロッカーを使って試してみようかと思ったのである。

試す環境と使用するモノ

今回計測するロッカーはバイト先にあるもので内部は大体縦165cm × 横20cm × 奥行き45cmくらいで中は上下に鉄のワイヤーラックとフック、ハンガーを吊るせる棒があり、扉は上と下に通気用のスリットが空いているものである。

除湿剤については、バイト先に持っていく必要とロッカーの大きさから、ハンガータイプのものと

コンパクトタイプの二種類を用意してみることにした。

除湿量については、ハンガータイプが一包装500mlでコンパクトタイプが一包装350mlで使用したのは

  • ハンガータイプ × 1
  • コンパクトタイプ × 2

で、合わせると1.2Lほど除湿が可能な計算となる。

計測

計測は作成したraspberry pi zero whを使用した環境ロガーを使い、除湿剤のある時とない時の湿度を計測してみた。双方ともに梅雨時の湿度が高くなる雨の日について計測結果をみてみた。

結果

ということで、除湿剤を入れる前の結果はこちら

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そして除湿剤を入れた後はこうなった。

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除湿剤を入れた後は、扉を開けるとロッカー外の外気が入るためか、計測開始直後は除湿剤を入れる前と同じくらいの湿度になるが、その後扉を閉めると除湿剤が効くのか湿度が下がっていくという傾向が見られた。

自分的には「まぁ、5%くらい下がってくれれば御の字かな」と思っていたところだったのだが、除湿剤を入れた場合は入れない場合と比べて10%程度湿度が低くなっており、意外と効果が出てきて驚いたといったところである。

交換頻度については、ハンガータイプは使い始めてから1ヶ月くらいでゼリー状になっており頻繁に交換していたのだが、コンパクトタイプについては1ヶ月たっても中に少し水滴が付いている程度で3〜4ヶ月くらいで除湿剤が全て水になっていたという状態だった。

よく「湿気は下に溜まる」ということでコンパクトタイプの除湿剤をロッカーの下に置いており、コンパクトタイプの方が湿気をよく取るのかと思ったのだが、実際のところハンガータイプの方が早くゼリー状になっており、もしかするとハンガータイプのみでも同じような結果が得られたのかなとも思うが、その辺は追々試す必要があるのかと思った。

一般の家庭用クローゼットとかでも同じ結果となるのかという点については、今回のロッカーのサイズと一般の家庭では常時エアコンが動作していないということを考え合わせると、普通のクローゼットでは今回試した数の5~6倍くらいの吸湿量は必要になるのではと思う。

もう湿気どころか乾燥が気になる季節だが、次のシーズンに向けての対策で何か参考にしてもらえれば幸いである。