MacBookProをSSDに換装(導入・設定篇)
去年、Internet Weekに興味のあるセッションがあって秋葉原へその際、オフィスからの依頼で入荷連絡のあったパーツを受け取ることとなりセッション終了後にショップへ、パーツを受け取った後はショップ巡りを・・・目当ての512GBのSSDをチェックしていると「2,3年前と比べて512GBもお手頃になってきたなぁ〜」と思っていたらいつの間にか自分の左手に512GBのSSDの箱が握られていたw
www.amazon.co.jp
ということで買ってきたのだから換装する事に、ひとまず現行のHDDの速度を計測とTimeMachineでバックアップ、SSDは外付けHDDケースに入れてUSBで接続後、MacBookの電源を一旦落としてOPTIONキーを押しながら起動してリカバリー領域を選択しディスクユーティリティーを立ち上げてSSDをフォーマット、その後ディスクユーティリティーでHDDの丸ごとコピーを行ってデータ移行は完了、その後はMacBookProの電源を落として裏蓋を開けて換装が完了電源ボタンを押したところ無事に起動した。
※換装手順については他のブログ等で写真入りで紹介されているのでそちらを参照してほしい・・・・
その後の作業としては以下の作業を行った
NVRAM/PRAMリセット
MacBookProの電源を落とした後に、電源ONして「コマンドキー+OPTIONキー+P+R」を押し続けてMacBookProを再起動
詳細はこちらを参照
SMCリセット
MacBookProの電源を落とした後に、本体キーボード左側の「SHIFTキー+CONTROLキー+OPTIONキー」を押しながら電源ボタンを押した後に上記3つと電源ボタンを同時に離した後にMacBookProを起動
詳細はこちらを参照
Trim enabler ダウンロード・起動
こちらよりTrim enablerをダウンロードして起動後Trim enabler
のスイッチをONに変更した後にMacBookProを再起動
※OSX 10.9系では、普通にダブルクリックでは起動しないらしくCONTROL+クリックでメニューを出して一番上の「開く」を選択すると起動できる
上の3つは大体定番らしいのだが、自分の場合は追加で以下もおこなった
atime 無効化
atimeとはファイルを読んだ時刻の記録機能で、無効にする事により書き換え頻度が減るので書き換え制限のあるSSDには優しい設定となるとのこと
一番手っ取り早いのは毎回起動時にターミナルで
$sudo mount -vuwo noatime /
と入力するのが良いらしいが、/Library/LaunchDaemons/以下にファイルを作成してファイルのオーナーをrootにしておけば起動時に設定が読み込まれるとのこと自分の場合は以下の内容でcom.kenkino.noatime.plistという名前で作成
<!--?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?--> <!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd"> <plist version="1.0"> <dict> <key>Label</key> <string>com.my.noatime</string> <key>ProgramArguments</key> <array> <string>mount</string> <string>-vuwo</string> <string>noatime</string> <string>/</string> </array> <key>RunAtLoad</key> <true/> </dict> </plist>
以下コマンドでオーナーを変更しておいた
$sudo chown root:wheel /Library/LaunchDaemons/com.kenkino.noatime.plist
ジャーナリング無効化
最近のOSファイルシステムは非同期書き込み(ディスク変更をすぐには書き込まず時間やデータ量が一定になったら書き込む)というタイプが多く、この場合障害が発生したらデータの不整合が発生する可能性があるためそれにできるだけ対処しようとするのがジャーナリングである、勿論これもSSDへのアクセスが増えるために無効化した。こちらは以下のコマンドを実行するだけでよい
sudo /usr/sbin/diskutil diableJournal /
SSDの換装の効果はてきめんで、電源を入れれば一瞬でログイン画面が表示され、Parallelsの仮想マシンを使っている時も16GBメモリで改善されたパフォーマンスが更に改善されて上々と言ったところだったのだが・・・・(トラブル・解決篇へ続く)