kenkino’s diary

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アシストスーツを使ってみた

今週のお題「買ってよかった2021」

内容

バイト先での苦悩 

度々書いているが前の会社を辞めてから現在バイト掛け持ちの身でその一つが現場作業のバイトである、内容はざっとしたところでは

  • 到着した荷物の仕分けと積み下ろし
  • 発送する荷物の仕分けと積み下ろし

が基本で、休憩中以外は基本立ち仕事&さまざまな重さの荷物の積み下ろしで中腰と屈み作業多数ということでバイトを始めた当初はそうでもなかったのだが、最近勤務の中盤あたりから腰が痛くてたまらなくなるということが続いていた。 「昔はこんなことはなかったんだが、トシかな?対策グッズでも探してみるかぁ〜」ということで当初は腰痛対策コルセットを探していたのだが、通販サイトをみていると検討している商品の他にオススメ品として作業アシスト用のアシストスーツがいくつか出てきており、しかもコルセットより少し多めに出せば手が届くくらいの価格のものもあったので「だったらこっちも検討しよう」ということで

  • 服の下に着ることができる
  • 腰を支えるパーツがある
  • 下半身のアシストパーツ付き

という点で検討してお値段も安く、万が一効果がなくても「まぁ、このくらいの出費ならいいか」ということで1万円以下のこれを購入した。

モノ概要 

モノとしては腰痛対策コルセットにストレッチ素材のアシストベルトが付いているような作りで、着用はアシスト部の胸部分にあるボタンを留めてからコルセット部分を装着し最後は下半身部分を膝下で留めて完了というもの。

作業時はコルセット部分で腰を支えてストレッチ素材のベルトでアシストするということらしい、アシストスーツというと日本だとモーターとかが付いていて、着た人の動きに合わせてモーターが動いてアシストするみたいなのが巷のイメージかもしれないが、この商品はパッシブ型といってバネやゴムの力を利用して作業時のアシストをするモノとなる。

作りが簡単なため色々な研究開発や製品が出ているがこの分野では何故かロシアと中国で開発が進んでいるらしく、特にロシアでは60kgの荷物を背負っても行動可能なくらいのモノもあるらしい。

それほどの重さを背負って行動できるようにするにはフレーム構造にして重量をフレームに逃しているのかと思ったのだが、立っているときはよいとして、動き出したら重量がかかってくる気がするのでどう対応してるのだろうか?謎である。

日本でも色々と製品が出てきて混沌としているが比較的にお手軽な製品が多めといったところで、予算がある方はいくつか購入して試してみるのもいいのかもしれない。

使い勝手は

使う前は価格が価格なので「腰痛が軽くなればいいかなぁ」くらいの感覚であまり期待していなかったのが正直なところで、バイトで使い始めてからも重いものとかを持っても何か変わったという感覚もなく「まぁこんなものかな」といったところだった。

しかし使い始めた最初のバイトの中盤くらいに「あれ?いつもなら腰痛でつらくなり始める時間帯だけど何ともない」ということに気付き、バイト終了まで腰が痛くならずに終了。

コルセットの効果が大きいのかと思ったが使っているうちにベルトで上半身がサポートされてる感もありコルセットで支えるのとベルトで上半身を適当な位置に支えることで疲労の蓄積を軽減しているのではと考えられる、SFのパワードスーツのように怪力を発揮するというよりは疲労の蓄積を抑えて疲れにくくする商品であることをよく理解できた。

結構効果を感じることができたので、その後はバイトに行く際にはほぼ付けて行く状態で、更に気づいたのはこれまで帰りに乗りそびれていた電車に乗れる様になっており、これも疲労軽減&アシスト効果なのかもしれない。

現状使い過ぎなのか、ベルクロで留める下半身部分が弱くなって外れるようになってきたので下半身部分を着けた後に膝サポーターで抑えて使用している。あとは背中の方に支えるパーツが欲しいなと思うことがあるが、それを付けると今度は休憩時に背中に当たって十分休みがとれなくなるかも知れず悩ましいところである。

といったところで価格の割りには効果がありかなりいい買い物だったと思う、最近この業種でアシストスーツの導入のニュースを日本でたまに耳にするが結構大仕掛けの製品を一部の現場に入れていることが多い、しかし今回購入したような簡易な製品を大規模に入れて全体的に労働環境を改善するといったアプローチもありなのでは?と思える製品だった。

少子高齢化が進んでいる現在の状況で、開発や導入が進めば肉体労働環境の改善や、更にいままで担い手としてカウントできなかった人達が働ける可能性も出てくると思うのでこの分野の研究や開発や製品の導入が進んでくれることを期待したいと思う。